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oneM2Mテストの標準化を実施するための4つの鍵

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Blog - The Four Keys to Performing Standardized oneM2M Testing

SpirentのoneM2M標準化テストソリューションは、互換性があり、柔軟性があり、将来性のあるIoTハードウェアおよびソフトウェアソリューションの開発を支援します。

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ゴール-一般的なマシン同士のサービスレイヤー

より多くのIoTソリューションや製品が開発中ですが、IoTは発展中のテクノロジーであり、堅牢さやセキュリティに関する規格に適合する必要があり、そうしたソリューションや製品の開発は困難となる場合があります。oneM2Mは、トップクラスの国際標準化機関であり、機械同士のコミュニケーションに対応する技術仕様の開発を担っています。こうした仕様の目的は、IoTハードウェアやソフトウェアソリューションに容易に組み込める機械同士(M2M)の共通サービスレイヤーを構築し、全てのデバイスがM2Mアプリケーションサーバーと通信できるようにすることです。

oneM2M技術仕様は、 M2Mの要件、アーキテクチャー(高度かつ詳細)、プロトコルやAPI仕様、セキュリティソリューション、相互運用を対象とし、また医療、スマート交通、スマート製造、スマートシティ、スマートホーム、スマートロジスティクス、自律輸送などを網羅するIoTテクノロジーを対象としています。

1. M2MのIoT開発の課題を理解する

複数の国際機関や組織が、堅牢かつ使用が容易で、ポータブルな共通サービスレイヤーを構築するための仕様を作成、修正、維持しています。この過程において、ベンダーは継続的に、高い互換性や柔軟性を持ち、最新の規格に適合して陳腐化しない新たなIoTハードウェアやソフトウェアソリューションを開発します。この過程は、容易なものではありませんでした。製品やソフトウェアソリューションは、市場化される過程でコンプライアンスを確実にするために、oneM2Mの認証を受ける必要があります。この目的を満たすため、oneM2M TSTワーキンググループは、TTCN-3ベースのテスト用適合仕様を開発しました。

開発やコンプライアンステストの過程で、これらの機関や組織は以下のような諸問題に直面します:

  • 複雑なイベントやユースケースを含むアーキテクチャーの複雑性

  • センサー、ゲートウェイ、ソフトウェアの相互依存性

  • リアルタイム同期の問題、セキュリティ、劣後互換性、アップグレードの問題

  • ユーザーインターフェースのデバイスをテストする際の課題

  • リアルタイムネットワークの利用可能性

2. oneM2Mテストソリューションの要件

アプリケーションエンティティ(AE)や共通サービスエンティティ(CSE)は、共通のoneM2Mサービスレイヤーで異なるコンポーネントであり、相互運用性、適合性、パフォーマンスについて正確に検証される必要あがります。ベンダーは、oneM2M規格との互換性をテストするよう特別にデザインされたソリューションを必要としています。そうしたソリューションなしには、製品開発の過程で多大な時間とエネルギーが浪費されることとなります。

そうした問題に対応するため、SpirentはユーザーがoneM2Mへの適合性をテストできるための完結したソリューションを開発しました。標準化された、すぐに使用可能な自動化テストプラットフォームであるTTworkbenchをベースに開発されたSpirent TTsuite-oneM2Mは、共通化されたoneM2Mサービスレイヤーの機能を全て網羅しています。

3. 完全自動化されたoneM2M基準のテストを維持

Spirent TTsuite-oneM2Mは、oneM2M基準のリリース1および2の両方に対応します。TTsuite-oneM2Mは、oneM2Mツールベンダーが、自社の適合テストニーズの個別要件に従い、リリース1または2に対応した製品を展開する機会を提供します。また、適合性、相互運用性、システム・パフォーマンステストなどoneM2Mテストの異なるカテゴリーにも対応します。

本ソリューションでは、完全なテスト実行、テスト分析、レポート作成を含むテストプロセスが完全に自動化されています。大規模組織のテストインフラストラクチャー要件に対応する、CSE、AE、AND、ASN(それぞれ数多くのテスト構成で)などの適合性テストに使用できます。さらに、本ソリューションが提供するモジュラー方式により、CSE、AE、AND、ASN、MN、INなど特定のインスタンス化も容易です。

Spirent TTsuite-oneM2Mは、プロトコルバインド(CoAP、http、MQTT、WebSocketsなど)やシリアライゼーション(XML、JSON、CBORなど)を提供することにより、oneM2Mの共通サービスレイヤーの全プロトコルに対応します。品質保証に最も有用となる機能の一つに、問題や欠陥を早期かつ迅速に特定できる分析機能が挙げられます。ユーザーは、各インシデントについて、グラフ表示やテキスト表示、またはメッセージサイクルの状態とともに、呼び出しスタックで閲覧することが可能です。分析データの表示に凡例が使われるため、概要を視覚的に俯瞰することが可能です。

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視覚的な概要は、問題や欠陥を設計の早い段階で特定するのに役立ちます。

4. 柔軟なテストソリューションの使用を推奨

Spirent TTsuite-oneM2Mは、標準化されたTTCN-3コードやインターフェースを使用し、ツールベンダーがテストケースやシナリオを、個別のテストニーズに応じてカスタマイズすることを可能にします。ベンダーは、保有するツールアーキテクチャーを機能要件に適合させるための、簡便で柔軟なテストデザインによるメリットを享受できます。本ソリューションには、特定のテスト開発にすぐに使用可能な複数のプラグインが付属します。さらに、CoAP、WSDL、MQTT、http、WebSockets、ASN.1、Protobufなど利用可能な占有の拡張機能があり、またAMQP、Ethernet、IP、TCP、UDP、Telnet、RS232、SIPなどの接続性が利用可能です。プラグアンドプレイにより、System Under Testへの即時フルアクセスが保証され、テストを行う際にユーザー側で必要な作業はありません。

最新のoneM2M適合性テストニュース

Telecommunications Technology Association(TTA)のプレスリリース:oneM2Mの適合性テストにより、IoT製品の相互運用性や信頼性が確保されます

Spirentのプレスリリース:Spirentが、oneM2Mの初の正式テストツールプロバイダーに選ばれる右矢印アイコン

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